Mighty Sparrow

マイティー・スパロウ


カリプソとは?



「カリプソ、それは声なき民の物語であり、彼らが自己表現するためのただひとつ の方法。カリプソのアーティストは、虐げられた人々の代弁者にほかならない。」

  マイティー・スパロウ   2006.07.04



カリプソはまさにトリニダードのソウルだ。過去3世紀に渡り、語部たちはクリオール人社会の詠唱である。 あらゆる検閲に逆らった彼らの詩を通して即興的に作り上げながら、カリプソ二アン達は奴隷、自由、 戦争そして日々の生活を、ユーモアと性を多くちりばめた愛を強調しながら、語っている。美しいメロディーと永遠サウンド、 彼らのリズムは、喜びやカリブ人達の旅のドラマを歌う人々の身体を開放させる。

“カリプソ”と言えば通常は、1950年代に歌手のアンドリュー・シスターズ、ハリー・ベラフォンテ、 俳優のロバート・ミッチャム、フランス人シンガーのヘンリー・サヴァルドらによって広められ人気を得た甘いサウンドを思い浮かべるだろう。

カリプソは“民族音楽”である。どんな種類の音楽も人々によって手を加えられてはいるが、その共通性は純粋で、 ほんの少しエキゾティックな香りがするものだった。

でも、それはただの先入観にすぎない!カリプソは今後ブームになるかもしれないし、 トリニダード・フェスティバルのテーマ・サウンドにもなるかもしれない。しかし、それだけじゃなく、 地元の語部、叙情詩人等の思想を乗せた力強い媒介にもなりえる。“the chantwell”という言葉は、 カリプソのシンガー達としてトリニダードでは知られている。

様々な非難に抵抗しながらも高揚していく風刺を嘲り笑いながら、素晴らしい芸術の域へと持ち上げられるのだ。 何年にも渡って様々な形で行われてきた、宗教とは関係の無い習慣である。サウンド、ハーモニー、リズム、曲の長さ、 そして言葉さえもいまだに変わり続けている。キューバに於けるレゲエの様に、カリプソはカリブ人社会を映し出す鏡であり、 鼓動と魂はずっと継承されていくのである。