Mory Kanté

モリ・カンテ


photo: Youri Lenquette

マンデ




<マンデ>とは13世紀に西アフリカで成立したマリ帝国の系譜をひく諸民族(マレンケ族、マンディンゴ族、バンバラ族、ジュラ族など)の総称。 マリ帝国は伝説的英雄スンジャタ・ケイタによって建国されたが、彼らはこの建国叙事詩を音楽と語りという様式で伝承してきた。 その伝承の大役を担ってきたのが<グリオ>と呼ばれる語り部・楽師である。 グリオは音と声の達人としてバラフォン(木琴)やコラ(弦楽器)といった伝統的楽器の調べにのせて叙事詩を歌い、 その豊富な知識で王や貴族の助言者として活躍してきた。時代が変わり、アフリカ諸国で音楽産業が発達し、 さまざまなポップスが興隆を極めるなか、その重要な一翼を担って活躍しているのがグリオの伝統を受け継ぐマンデ出身のアーティストたちである。 80年代後半からはじまるワールド・ミュージック・ブームを牽引したギニアのモリ・カンテ(グリオ)、マリのサリフ・ケイタ (グリオではなく英雄スンジャタ・ケイタの子孫だが、その歌唱力はグリオ以上である)をはじめ、ギニアのカンテ・マンフィラ、 セクバ・バンビノ・ジャバテ、ジャンカ・ジャバテ、マリのカセマディ・ジャバテ、カンジャ・クヤテ。



photo: Youri Lenquette